二組の夫婦が湖のほとりで再会する。
四人の会話は、過去と現在を重ね合わせ、
はたまた引き離しながら、
四年前のある事件に近づいていく。
しかし核心にふれることはできないままだ。
これからもそう。
私たちが求め、理解しようとする「核心」や「真実」というものは、一体何か。
この作品はそれ自体を問いかけてくるのです。
ドイツを代表する劇作家デーア・ローアー。
ミニマルでリズミカルな語りが
詩的で強靭なイメージをかきたてます。
その独特の世界に、大阪のここにしかない場所ーー
造船所の跡地であり、経済産業省の文化遺産にも認定されているこの会場で
夕暮れから日没にかけて、自然光を利用した演出プランでのぞみます。
偶然性がもらたす、演劇ならではの「再現できない」芸術的僥倖を確信します。
◇作:デーア・ローアー
◇訳:村瀬民子 論創社刊 「泥棒たち/黒い湖のほとりで」より
◇演出:外輪能隆
□日時:
2015年11月22~23日
11月22日(日)16:00
11月23日(月・祝)16:00
□料金:
前売:3000円
当日:3500円
□詳しくは
http://www.evkk.net